VMime Book 日本語訳 第1章

VMime Book 日本語訳 第1章
2020-07-01 K.OHWADA

原文
VMime Book: A Developer’s Guide To VMime
https://www.vmime.org/public/documentation/book/vmime-book.pdf

全体目次

第1章 序章 (Introduction)

ページ内 目次
1.1 概要
1.2 機能
1.3 著作権とライセンス

1.1 概要 (Overview)

VMimeは、MIMEメッセージおよびIMAP、POP、SMTPなどのインターネットメッセージングサービスを操作するための強力なC ++クラスライブラリです。
VMimeを使用すると、メッセージを解析、生成、変更したり、インターネット経由でメッセージを送受信するためのストアおよびトランスポートサービスに接続したりできます。ライブラリは、完全なメールクライアントを構築するためのすべての機能を提供します。

このライブラリの主な目的は次のとおりです。

  • 完全にRFCに準拠した実装
  • オブジェクト指向のモジュラー設計
  • 非常に使いやすい(直感的なデザイン)
  • 十分に文書化されたコード
  • 非常に高い信頼性
  • 最大の移植性

1.2 機能 (Features)

MIME機能:
- RFC-2822およびマルチパートメッセージの完全サポート(RFC-1521)
•ドキュメントの集約 (Aggregate documents)(MHTML)と埋め込みオブジェクト(RFC-2557)
- メッセージ処理通知 (Message Disposition Notification)(RFC-3798)
- 8ビットMIMERFC-2047)
- エンコードされた単語拡張 ( Encoded word extensions)(RFC-2231) - 添付ファイル

ネットワーク機能:
- IMAPPOP3、maildirストアのサポート
- SMTP および sendmailの転送方法のサポート
- メッセージ全体または特定の部分の抽出
- TLS / SSLセキュリティレイヤー (TLS/SSL security layer)
- SASL 認証 (SASL authentication)

1.3 著作権とライセンス

Copyright and license

VMimeライブラリはフリーソフトウェアであり、GNU General Public License1(GPL)バージョン3 の条件の下でライセンスされています。

このドキュメントは、GNU Free Documentation License2(FDL)の条件の下でリリースされています。
This document is released under the terms of the GNU Free Documentation License2 (FDL):

Copyright (C) 2002-2013 Vincent Richard