イギリスの歴史 (海外領土 編) の続きです。
wikipedia にイギリスから独立した国の一覧の一覧がある。
wikipedia: List of countries that have gained independence from the United Kingdom
独立した国の一覧 (65カ国) がHTMLの表形式で記述されている。
ここから情報を抽出してJSON形式のファイルにする。
JSONファイルからHTMLの表形式を生成する。
PythonプログラムとJSONファイルは Github に公開した。
https://github.com/ohwada/World_Countries/tree/main/countries_independent_from_uk
自治領から独立への進化
カナダやオーストラリアなど4カ国は、 自治領からの独立として 別の表にまとまっている。
表から情報を抽出してJSON形式のファイルにする。
JSONファイルからHTMLの表形式を生成する。
https://github.com/ohwada/World_Countries/tree/main/countries_independent_from_uk_dominion
これらの国の独立は下記のような段階を経る。
(1) j自治権が認められ 植民地( Colony ) から 自治領 ( Dominion ) に
(2) ウェストミンスター憲章
の批准により外交権が認められる
(3) イギリス議会の承認
(4) 憲法の制定
例えばカナダは、 1867年 7月1日に、 英領北アメリカ法 により自治領となった。
1982年に カナダ憲法 ( 1982年憲法 ) がイギリス議会により制定された。
これによりイギリス議会の承認を必要とせずカナダの議会の承認だけで憲法の改正が可能になった。
イギリス連邦との関係
イギリス連邦 (Commonwealth Nations) は
イギリスのほぼ全ての旧領土である 56の加盟国から構成される国家連合である
「イギリス連邦」との関係がわかるように 「イギリス連邦に加盟しているかという項目」を追加した。 また 「国連に加盟しているかという項目」も追加した。
参考
- イギリス連邦の加盟国の一覧
- 国連加盟国の一覧
https://github.com/ohwada/World_Countries/tree/main/countries_independent_from_uk_commonwealth
国連に加盟していない国が5カ国ある。
マラヤ連邦 (現 マレーシア) のようにかって存在していたが現在は別の国になっている国が4カ国ある。
ソマリランド のように 国連から承認されていない国が1カ国ある。
キプロス のように ギリス連邦に加盟している国が44カ国ある。
エジプト のように イギリス連邦に加盟していない国が16カ国ある。
バングラディシュ のように ギリス連邦に加盟しているが独立した国の一覧にない国が12カ国ある。
イギリス領ではなかった5カ国を除いて、
イギリス領だった7カ国を示す。
これらの国が独立した国の一覧にない理由を推測する。
例えば「バングラディシュ」は イギリスから直接独立したのではなく、
パキスタンがイギリスから独立した後 パキスタンから独立した。
独立した国の国旗を Google Map に表示する
やり方は Google Map に国旗を表示する (その2) と同じ。
(1) 国ごとに国旗アイコンと首都の位置座標の一覧を作成する。
プログラムとJSONファイルはこちらに。
https://github.com/ohwada/World_Countries/tree/main/countries_independent_from_uk_capital
(2) KMLファイルを作成する。
プログラムはこちらに。
(3) KMLファイルを Googleマイマップ にインポートする
mymaps: Countries independent from United kingdom
